なにかと便利な製図用ブラシ

20年以上も使い続けてきた製図用ブラシの毛が汚れ、毛が抜けてきたので新しいモノを購入しました。10年前くらいには買い替えておくべきだったと思いますが、無理して使い続けてしまいました。やはり新しい製図用ブラシは快適です(笑)。「いまさら新しい製図用ブラシを買って何に使うんだ?」と思われる方が多いと思いますが、まだまだ役に立つ道具です。

ウチダ 製図用ブラシ 大 1-825-0301

図面を描く時に使用

その名の通り、製図用ブラシは機械や建築などの図面を描いたときに使用します。紙に付いた消しゴムのカスや鉛筆の余分な粉を軽く掃くことで、図面を汚さずに取り除くことができます。しかし、今や図面を鉛筆で描く人はほとんどいないので、製図用に使っている人はほとんどいないと思われます(笑)。ちょっとかわいそうなブラシです。

製図用ブラシがあると便利

鉛筆で絵を描く時や何か作業した後のかたづけに便利な道具が製図用ブラシです。製図用ブラシはブラシの毛が長く、柔らかいので鉛筆で描いた線を汚さずに消しゴムのカスと鉛筆の余分な粉を取り除くことができます。これらのゴミを完全に手で取り除くのは大変ですし、手の油などで紙を汚してしまう可能性があるのでブラシを使った方がいいです。。

また絵を描く時以外でも重宝します。プラモデルを作ったり、工作をした時などは机の上に散らかったゴミを一瞬でかたずけることができます。

UCHIDA 製図用ブラシ(大)

私が愛用しているのが「UCHIDA 製図用ブラシ(大)」です。この製図用ブラシは柄が木製なので重さと触り心地がいいです。肝心のブラシは長い毛と短い毛がついているので、必要に応じて使い分けることができます。長い毛は柔らかすぎず、硬すぎないのでゴミを取り除くのにちょうどよい硬さです。また短い毛は硬いので、強くブラシをかけたいときに便利です。例えば細かい溝に入ってしまったゴミや、机の上に転がってしまった消しゴムカスなどは短い毛を使うといいでしょう。

上手く使うためのコツ

鉛筆で描いた紙の上に付いた消しゴムのカスや鉛筆の粉を掃く時は、なるべく軽く掃きます。強く掃いてしまうと図面に描いた鉛筆の線がにじんでしまうので注意が必要です。

製図用ブラシがあまりにも便利だからと言ってポテトチップスの食べかすなど油のついたモノに使うのは止めた方がいいでしょう。ブラシに油がついてしまいます。

保存方法

紫色のひもがついているので、ブラシを使わない時は手の届きやすいところにぶら下げておくと便利ですし、ブラシの毛を傷めないで保存できます。

皮膚の下の構造がよくわかる人体の参考資料『Drawing the Living Figure(英語版)』

人体の参考資料としてジョセフ・シェパードさんの著書『Drawing the Living Figure(英語版)』を使用しています。人体の表面に現れるカーブや凹凸などが、皮膚の下でどのように構成されているのか理解できます。また掲載されている人体デッサンには注釈がついているので、パッと見ただけでポイントとなる箇所を見つけることができます。


Drawing the Living Figure (Dover Anatomy for Artists)

本の構成

本を開いて左側のページに全身のドローイングが掲載されています。人体デッサンのポイントとなる箇所にアルファベットの注釈が書きこまれており、骨や筋肉の状態の短い説明が書いてあります。右側のページには左側のページでポーズした姿の骨イラストと筋肉のイラストが掲載されています。人体のドローイングと2つのイラストを見比べるとで、骨と筋肉の構造がどのようになっているのか理解できます。

全60ポーズ掲載

全部で60ポーズも掲載されているので参考資料として十分に使えると思います。またポーズの種類ごとにチャプターがまとめられているので便利です。基本的に男性のポーズと女性のポーズが交互に掲載されているので男女比はバランスがとれています。

  • チャプター1:基本的なポーズで人体の確認
  • チャプター2:立ちポーズ
  • チャプター3:すわりポーズ
  • チャプター4:ひざをついたポーズ
  • チャプター5:しゃがんだポーズ
  • チャプター6:寝ポーズ
  • チャプター7:ひねりポーズ

英語版ですが問題無く使えます

この書籍は英語版での出版しかされていません。しかし英語は注釈に書かれた短い説明と骨や筋肉の名称の表記にしか使われていません。なので英語版でも全く問題なく使えます。

人体の名称を覚えたい場合

人体の名称を覚えたい人は書籍『アーティストのための美術解剖学』の巻末に掲載されている解剖学活用ガイドと用語解説を使ったほうが便利です。(記事:人体を知るための書籍『アーティストのための美術解剖学』へリンク)読み仮名、発音の仕方、名称の由来なども解説しています。

アーティストのための美術解剖学―デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に

人体の参考資料として重宝している書籍『Anatomy for the Artist(英語版)』

人体の絵を描く時に参考資料として書籍『Anatomy for the Artist(英語版)』を使用しています。残念ながらこの書籍は日本語に翻訳されていないため、英語版のみが出版されています。この書籍のタイトルが示すように『アーティストのための解剖学』として作られていますが、掲載されている写真とイラストが良いので人体の参考資料としても役立っています。

Anatomy for the Artist

面白い仕掛けで解剖学を理解できる

この書籍が他の解剖学の書籍とは違うのは面白い仕掛けで解剖学を理解できる事です。書籍を開くと片側のページに人体の写真を掲載し、もう片方のページに半透明の紙に描かれた解剖イラストを掲載した箇所があります。この半透明の紙のページを写真のページに重ねることで、人体の写真に骨や筋肉のイラストが対応する仕掛けになっています。感覚としてはレントゲン写真を見るような感じで学習できます。

人体の写真

写真が大きく掲載されているので人体の細部を確認できます。また手や足などの各部分の解説に使われている写真では男女をまぜた複数のモデルさんを掲載しているので個人的な違いや人種的な特徴なども確認できます。

解剖イラスト

綺麗な鉛筆のスケッチで描かれた解剖図がたくさん掲載されています。色彩は使われていないので筋肉と骨の表現が一目で分かるような図解ではないのですが、解剖図が大きく掲載されているのでわかりやすいと思います。

モデル

男女のモデルが交互に掲載されているので男女比のバランスがとれていると思います。どのモデルさんも綺麗なスタイルをしているので見とれてしまいます。特に男性のモデルさん達は筋肉がすごいので解剖学の学習に役立つと共に制作の参考資料としても役立つと思います。

英語の名称を調べる場合

英語で書かれているので解剖イラストに書かれた人体の名称を調べる場合はマール社から出版されている書籍『アーティストのための美術解剖学』を共に使用すると便利です。記事:人体を知るための書籍『アーティストのための美術解剖学』へリンク

アーティストのための美術解剖学―デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に

人体を知るための書籍『アーティストのための美術解剖学』

人物デッサンや人物をモチーフに作品制作をしていると解剖学を勉強する必要性を感じると思います。しかし「難しい医学用語で解説さても理解できないのでは?」と感じてなかなか勉強する気にならないと思います。「解剖学は難しい」そんな思いこみを払拭してくれた書籍がアーティストのための美術解剖学』です。アーティストが理解できるように解剖学の基礎から解説し、必要な知識にターゲットをしぼっています。また専門用語には読み仮名と英語が併記されているので読みやすいです。

アーティストのための美術解剖学―デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に

対象となる読者

人体における各部位の名称や構成そして機能について学べます。なので解剖学の基礎知識を使って人体デッサンや作品制作に応用したい人向けの書籍です。ただし解剖学の書籍なのでジャック・ハムさんの著書『人体のデッサン技法』のような人体の描き方を解説した本ではありません。

初心者でも手元に置いておきたい書籍

初心者にとって解剖学はすぐに応用できる知識ではないかもしれません。しかしいずれマスターしなくてはならない知識だと思います。なので初心者はこの書籍を手元に置いて少しずつ理解していけばよいと思います。掲載されている情報量がかなり多いので時間をかけて何度も読んでいくうちに自分なりの応用の仕方ができるようになると思います。

原書のタイトル

原書のタイトルは『Classic Human Anatomy: The Artist’s Guide to Form, Function, and Movement』です。直訳するなら『伝統的な解剖学;アーティストのための形、機能、動きのガイド』といった感じでしょうか?なので原書には日本語訳のタイトルについている『デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に』と書かれた副題は書いてありません。たぶんこの副題がついた理由は著者のヴァレリー・L・ウィンスロゥさんがピクサー・アニメーションスタジオで教えていたり、アニメーションの教育で有名なCalArtsで教えていたからでしょう。

解説とイラスト

医学や解剖学の知識がなくても理解できるように解説がされています。第1章:解剖学用語から読んでいくと人体の成り立ちがよく理解できるので読んでおいた方がいいでしょう。後の章は興味のある部位から読み進めてもいいと思います。またイラストが豊富に掲載されているので理解しやすいです。

難しい用語について

解剖学の難しいところは用語が読めないような漢字で書かれていることです。しかしこの本ならば難しい漢字をいちいち調べる必要がないので大丈夫です。各解説でとりあげられる解剖学の名称には読み仮名と英語名が併記してあるので学習しやすいです。また英語名は発音、語源、同義語などの解説が書いてあるので便利です。

解剖学活用ガイド

巻末に掲載されている解剖学活用ガイドと用語解説は人体の名称を覚えるのに大変便利です。解剖学活用ガイを使って人体の名称を辞書のように使って調べることができます。また英語名での表記もされているので役に立ちます。