プロのイラストレーターとしての経験が詰まった寺田 克也さんの著書『絵を描いて生きていく方法?』

アメリカでも人気のイラストレーター、寺田 克也さんの著書『絵を描いて生きていく方法?』を読んでみました。寺田さんが絵を描くことで経験してきた大切なポイントを、論理的に解説している本です。


絵を描いて生きていく方法?

インタビュー形式なので読みやすい

寺田 克也さんがイラストレーターとして経験し、悩んできた事に対して、論理的な回答が書かれた本です。しかし、堅苦しい話にならないように、インタビュー形式で書かれています。気さくな会話からスタートしながらも、本題に話を持っていく話芸は、まるでアメリカのスタンドアップコメディアンのようです(笑)。

クリエイターなら誰でも悩むことがたくさん書かれいる

絵を描くための技術的な話はもちろんのこと、モチベーションの作り方、寺田さんの経歴などさまざまな内容が書かれています。クリエイターなら誰でも悩むことが書かれているので、漫画家、アーティスト、ディザイナーなどのクリエーターが読んでも共感できることが多いと思います。

もちろんこれからイラストを描こうと思っている人やクリエイティブなことを趣味ではじめようと思っている人は読んでおくと、後で役に立つでしょう。

論理的な回答

本書に掲載されたトピックに対する寺田さんの解説は、個人的な視点ではなく、かなり客観的に分析されています。例えば子供時代の絵について語る章では、子供の絵とはどのようなものなのか分析したうえで、教師や親は子供の絵を理解しようとはせずに『社会的な型にはめようとしている』ことを指摘しています。

どうすれば寺田さんのようになれるのか?

これから絵を描こうとしている十代、二十代の若い人たちは、この本を読むと「好きで絵を描いているだけではダメなのかぁ?」と尻込みするかもしれません(笑)。「どうやったら寺田さんのように論理的に対処できるようになるのか?」と悩む人も多いはずです。寺田さんは『こうすれば論理的になれる』とは書いていませんが、この本には論理的になれるヒントが書かれています(笑)。

寺田さんは『宇宙大作戦(スタートレック)』のファン

『第16章 絵を描いて生きてきた』では『宇宙大作戦』の理想的世界から人類の文化について語っています。きっと寺田さんの論理的思考の原点は『宇宙大作戦』から来ているのでしょう。このテレビシリーズを見ると論理的に考え、行動しようと思うようになれること間違いなしです。

若い人たちには、人生の修行として『スター・トレック』、『新スター・トレック』まで見ることをおすすめします(笑)。


絵を描いて生きていく方法?
出版社: パイインターナショナル
著者: 寺田 克也