趣味として絵を描いたり、イラストを描いたりしたいと思っているけど・・・実は「絵が全く描けない!」という人におすすめの入門書が『脳の右側で描け』です。特に一番最初に読むテキストとして最適です。
テキスト『脳の右側で描け』の対象者
このテキストは「まったく絵が描けないレベル」の読者を対象にしています。「まったく絵が描けないレベル」とは、幼稚園生や小学校低学年の子供たちの描く絵に近い状態のことを指します。
例えば子供が描いた富士山、家、家族の似顔絵を思い浮かべてください。これらの絵は子供たちが目で見たものを描いていません。実は子供たちの頭の中にあるイメージを描いているのです。
なのでこの子供の状態に近い人は『脳の右側で描け』の対象読者です・・・と言ってもショックを受けないでください(笑)。現在の義務教育では絵の描き方をまったく教えていませんし、美術の授業では頓珍漢なことを教えているので・・・(笑)。
注意:本来は絵を描くのに写実的に絵が描けなくても問題ありません。ただ世間一般的に「絵がうまい人」と呼ばれる人が写実的に絵が描ける人のことを言うことが多いので、今は便宜的に「絵がまったく描けない人 = 写実的に絵が描けない人」としています。
対象読者ではない人
少しでも写実的に描くことができる人や、漫画のキャラクターなどを見てある程度模写できる人には、『脳の右側で描け』をおすすめしていません。そのような人たちはこの本で紹介されているトレーニングを自然とマスターしている可能性が高いからです。なのでこのテキストに書いているような「右脳と左脳の切り替え」を強く感じることはできないかもしれません。
ただし「なぜ世の中には絵が描けない人がいるのか?」ということを論理的に知りたいと思っている人や、初歩的なトレーニングとテクニックを知りたい人にはおすすめです。十分に役に立つテキストになると思います。
脳トレに使う?
絵には興味が無いけど、脳トレに使いたい人にもおすすめです。絵を描くことで、今まで日常生活で使われていなかった脳の機能が活性化されると思います・・・ただし何に役立つのかわかりませんけど(笑)。
個人的な思いこみレベルに過ぎませんが、空間認識にいい影響がでると思っています。特に日常生活で図形や絵に関わる機会がなかった人にはいい刺激になるでしょう。
ワークブックもおすすめ!