以前、Tooから販売されているアルコールマーカー、コピックについて紹介しましたが、種類が豊富なので何から購入したらよいのか悩むと思います。そこでコピックについて思いついたことを書いておこうと思います。
イラストを描くならばコピックスケッチ
普通にイラストを描くならばスーパーブラシが付いているコピックスケッチがいいと思います。スケッチブラシは彩色筆のような円錐形になっているので、筆を傾けたり、はらったりすることでさまざまな表現ができます。スケッチブラシのニブ(ペン先)はしっかりと固定されているので描いている最中に外れることはありません。(余談:以前購入した他のメーカーのマーカーではちょっと力が入った線を引くとニブが外れてしまうモノがありました・・・泣)
コピッククラシックにはスタンダードファインがついてきます。このニブ(ペン先)は一定の幅の細い線を引くのに向いています。スーパーブラシのようにさまざまな表現はできませんが、デザインに使用する時などには便利です。
36色セットもしくは24色+グレートーン
一般的な画材と同じように基本的な24色からスタートするといいのですが、しかしマーカーの場合は水彩絵の具のように簡単に色を薄めることはできませんから有彩色24色にグレートーン12色をプラスした36色セットからスタートするといいと思います。あとの色は自分のスタイルに必要に応じて買い足していくといいでしょう。ちなみに通常価格は36色セットで13,680円(税別)です。
ただしコピックスケッチ36色セットは人物のイラストを描きたい人には人肌に使える色が足りません。そのような明確な目的がある場合にはコピックスケッチ24色セットのような人肌に使える色を多く含んだセットとグレイトーンを購入したほうがいいかもしれません。またコミックに特化したコピックスケッチ コミックイラスト 24色セットも販売されています。24色セットの通常価格は9,120円(税別)です。
36色セット
24色セット
コミックイラスト 24色セット
グレイトーンについて
アイディアスケッチやアメリカのコンセプトアートの描き方をする人はグレイトーンのセットを購入すると便利です。薄い色から使いはじめ、イメージの固まったところからだんだんと濃い色を加えていきます(グリザイユ画法)。グレートーンでアイディアスケッチを仕上げた後はPhotoshopで彩色して作品にする方法もあります。
グレイトーンを1番から10番までそろえるのが大変は場合は、コピックスケッチ36色セットのようにCool GrayとWarm Grayの奇数番号、Black 100、Special Black 110だけをそろえてもいいと思います。
12色 CGセット
12色 WGセット
詰め替え用のインクを購入しておく
コピックの詰め替え用のインク(コピックバリオスインク)はコピック購入時に買っておくと便利です。ノリノリで描いているときにインクの出が悪くなってしまったり、インクが無くなったまま放置してしまうとせっかくコピックを買ったのにもったいないです。コピックは値段が高いように思えますが、詰め替え用インクを使うことで経済的には安くつきます。特に絵を描くことをはじめたばかりの初心者の人はちょっとしたことで面倒くさくなってしまうと思うので・・・なぜなら私がそうでしたから(笑)。