新しい趣味をはじめた時は、少しでもいいから毎日携わることで習慣にすることが大切です。休日にゆっくりと楽しもうとしても急に忙しくなってしまったり、なかなか気分がのらなかったりしがちです。
習慣をつける
趣味を継続させるためには毎日絵を描いて習慣にするとが大切です。毎日絵を描くと言っても、美術大学を受験する学生のようにスパルタ方式でデッサンをする必要はありません(笑)。
落書きレベルでOK
短い時間でもいいので毎日スケッチブックに向き合うことが重要です。なので落書きをするような気分で楽しむこといいでしょう。もちろん描き終わった後に自己評価などする必要はありません。制作した日付を書いたらスケッチブックをさっさと閉じてしまいましょう(笑)。とにかく継続させることだけでも十分な価値があります。
絵を描かなくてもOK
「毎日絵を描かなくては・・・」と思っても、どうしても絵が描けない日もあります。例えば深夜に酔っぱらって帰ってきた日などは絵を描こうと思っても、落書きですらできない時があります(笑)。そのような時にはスケッチブックに線を引くだけでもいいですし、水彩絵具をスケッチブックに垂らすだけでもいいです。
ちなみにアメリカのカレッジで絵のクラスを教えている知人の画家は「絵が描けない日はスケッチブックを破るだけでも良い」と生徒たちにアドバイスしてました。絵が描けない日は現代アートを制作するつもりで開き直ると、新たな発見があるかもしれません(笑)。
時間が経ってから見返す
正直に言うと絵の学習は思うように進みません。突然上手くなったり突然下手になったりするので、気楽に描き続けることが重要です。毎日少しずつでもスケッチブックに絵を描いていくと、いつの間にか描き終えたスケッチブックが増えていきます。スケッチブックの山を見れば、どれだけ実践してきたのか一目瞭然です。ちょっとくじけそうになった時は、最初に描いた作品と最後に描いた作品を見比べると、明らかに自分の絵が上達していることに気が付くと思います。
また初心者の時に描いた絵は独特な特徴が出ることがあるのでちゃんと保管しておくといいです。上達してから同じように描こうと思ってもなかなかできるものではありません。
追記:これから絵を描きたい人向けのテキスト
永沢まことさんのテキストはこれから絵を初めたい人向けに書かれています。落書きすらしたことが無い人、どのような画材を購入したらよいのかわからない人でも大丈夫です。水彩画の知識ゼロではじめられます。残念ながら絶版となっているテキストもありますが、どのテキストもよく書けているので絶版本を中古で購入してもいいでしょう。
永沢まことの街歩きスケッチ入門 (玄光社ムック)
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