2017年3月8日(水)から6月5日(月)まで国立新美術館で開催されている『ミュシャ展』の公式カタログを購入しました。ミュシャがスラヴ叙事詩に取り組んだ理由やその当時の社会情勢を解説しているので、展示会を見に行く前に読んでおくと理解が深まります。
『ミュシャ展』の公式カタログ
250ページほどある公式カタログの半分ほどがスラヴ叙事詩に関する内容です。見開きで図版を掲載することで、本の限界まで図版を大きく掲載しています。
またスラヴ叙事詩の各作品は巨大なうえに細かく描かれているので、本物の雰囲気が伝わるように細部の図版を15ページほど掲載しています。
わかりやすい解説
解説はスラヴ叙事詩の成り立ちやその当時の社会情勢などについても書かれているので、晩年のミュシャがどのような気持ちでこの作品に取り組んだのか理解できます。また各作品の解説をしているページは少し小さくした図版とともに掲載されているので理解しやすいです。
手ごろな値段
スラヴ叙事詩は素晴らしい作品なので「もっと細部の写真を掲載して欲しい」とわがままを言いたくなりますが、手ごろな値段(2400円)のカタログなので十分に満足できる仕上がりです。
スラヴ叙事詩に特化した『ミュシャ展』
今までチェコ国外で公開されたことは無いアルフォンス・ミュシャのスラヴ叙事詩が国立新美術館で公開されています。このシリーズは全部で20点あり、どれも巨大な作品です。その他にもプラハ市立美術館から貸し出された作品や日本国内に収蔵されているミュシャの作品が展示されています。
ミュシャ展の情報
会場:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
期間:2017年3月8日(水) ~ 2017年6月5日(月)
開館時間:10:00 ~ 18:00
※金曜日は20:00まで
※4月29日(土)-5月7日(日)は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
入場料:1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)