趣味として絵を描きたいと思っていても、どこからスタートしたらいいのか悩んでいる人は多いと思います。画材の選び方、デッサンの方法、絵の保存の方法などわからないことばかり。書店に行って書籍を購入してもよくわからないことばかり・・・。
何からスタートしたらいいのかわからない
私の場合は「リンゴの描き方は読んだけど、どこへ行けば鉛筆と紙が買えるの?」というレベルでつまづいていました。普通の生活をしている人にとって絵を描くということは未知の世界であって、ほんのちょっとしたことでも知らないことが多いのです。(今はインターネットがあるので私のようなレベルでつまづかないかもしれません)
カルチャースクールに通う
身の回りに画家や美大受験の経験があるデザイナーがいれば、簡単な疑問に答えてもらえたのかもしれません。しかし絵を描こうと思った当時は絵に興味をもつ友達すらいなかったので1人で悩んでいました。結局、全くわからなかった私はたまたま広告で見たカルチャースクールに通うことにしました。
先生は初心者の対応に慣れている
カルチャースクールは学校教育のように堅苦しい場ではないので、まったく絵の知識がない人でも気楽に学ぶことができます。毎月のように新しい生徒さんが入ってくるので、カルチャースクールの先生は初心者の対応に慣れているケースが多いです。最低限必要となる画材の情報、品揃えが豊富で値段の安い画材店の情報などの基本的な情報から教えてくれるでしょう。先生によってはそれらの基礎情報をプリントで配布してくれることもあります。
自分の楽しめそうなクラスを受講する
カルチャースクールにはさまざまなクラスがあるので、自分の楽しめそうなクラスを受講してみるといいでしょう。絵をはじめて描くからと言ってデッサンからスタートする必要はありません。水彩画、パステル画、アクリル画、版画など自分の興味あるクラスを探すと趣味として長続きします。見学が可能な場合は事前に授業を見学してみるといいでしょう。「先生との相性はよさそうか?」「生徒さんの雰囲気はよさそうか?」「自分のやりたい方向性と一緒なのか?」など自分の要望にあったクラスを事前にチェックできます。
様々なクラスを受講する
慣れてきたらさまざまなクラスを受講してみるといいかもしれません。日本の大学やお堅い習い事のシステムとは違うので、気軽に興味のあるクラスに参加できるのがカルチャースクールのいいところです。いくつものカルチャースクールを掛け持ちしている生徒さんも多いようです。
他の生徒さんからも学べる
もうひとつカルチャースクールのメリットは先生から学べるだけでなく、他の生徒さんからも学べることです。ひとりでがんばろうと思っても挫折しやすいですし、他の生徒さんと絵を描くことは励みになると思います。例えば他の生徒さんから「最近、色の使い方が大胆だね」とか「背景の処理が上手くなってきたね」など褒められることで、自分では気がつきにくい変化を知ることができます。クラスによっては先生よりも生徒さんのほうがキャリアが長い場合もあり、絵のこと以外でも大変勉強になります。
授業をお休みしてもOK
受講料がもったいないですけど、クラスをお休みしてもOKです。それによって次回からの授業についていけないということはないと思います。軟弱なようですが、社会人にとって絵を描き続けるのは意外とむずかしいことです。平日は仕事に追われているのに、休日も美大受験生のようにガリガリ描いていたら気が休まりませんし、楽しくないと思います。あまり堅苦しく考え無いで、スポーツジムに行くような感覚で参加してみるといいと思います。楽しんで学んでいきましょう。