前回はIntuos3からIntuos Proへの買い替えの利点について書きましたが、今回は初めてペンタブレットを購入する人向けにペンタブレット(Intuos Pro)の利点をまとめてみました。
ペンタブレットの利点
思ったように線をコントロールできる
マウスで絵を描こうとすると、思ったように線を引くことができません。ペンタブレットの操作は鉛筆で線を引くのと同じように使えるので、線をコントロールすることができます。ただしIntuos ProはPCのモニターを見ながら手元のタブレットで入力することになるので、使いはじめは違和感があると思います。しかし描き続けているうちに違和感も無くなり、思ったように線をコントロールできるようになると思います。
(注意:上記のAmazon.co.jpへのリンクはLサイズの商品へリンクされています。Intuos Proを購入する時は自分の希望するサイズのボタンを選択してから購入してください。またワコムのサイトにサイズを選ぶ時のポイントが書いてあるので参考にするといいでしょう。)
ペンの筆圧や傾きによるコントロール
ソフトの設定によっては筆圧レベルや角度によって線に変化を与えることができます。筆圧レベルはIntuos Proで2048となっています。傾き検出レベルはIntuos Proで±60レベルです。
長時間使用しても疲れにくい
マウスを使用すると左ボタンを押しながらマウスを動かし続けなければなりません。30分程の短い制作時間だとしても、マウスでの作業は腕にかなりの負担がかかります。ペンタブレットを使用すると鉛筆をつかって作業するのとあまり変わらないので、長時間の作業でも疲れにくいです。
ファンクションキーとタッチホイールが利用できる
8個のファンクションキーとタッチホイールが使いやすい場所に配置されています。最初のうちは無理して使う必要はありませんが、ファンクションキーを軽く触ると解説が画面に表示されるので慣れてくれば使いこなせるようになると思います。
ペンタブレットを使用すると効果的なソフト
絵を描くためのソフトは豊富に存在するので主なペイント系のソフトを例として挙げておきます。
ペイント系のソフト
Photoshop
Painter
SketchBook Pro
ペイントツールSAI
3Dスカルプティング機能をもったソフト
Wacom Intuos Pro large Lサイズ
追記(2015年3月29日):Cintiqシリーズ
線を完全にコントロールしたい人やIntuos Proの操作性に不安を持っている人にはディスプレイへ直接ペン入力できるCintiqシリーズがおすすです。Intuos Proシリーズより満足できる商品ですが、値段が高いので、私のまわりではプロの人たちしか使ってません。モニターに直接描けるので、トレースをするときなどは確実にIntuos Proより便利だと思います。またCintiqと既存のモニターと併用して使えば、かなり便利に使えそうです。
Cintiq 27QHD
27型液晶なので大きなサイズで制作ができます。またファンクションキーがリモコン型になりました。Wacom製品の中でイチバン魅力的な商品なのですが・・・現在(2015年3月29日)Amazon.co.jpのコメントを見るとドライバーに問題があるようです。
Cintiq 27QHD touch
上記の製品のマルチタッチができるタイプです。
Cintiq 13HD
13.3フルHD液晶と小さいサイズのCintiqが発売されています。現在(2015年3月29日)のところ旧型番K0から新型番K1へ変更されました。WacomのFAQのページによると、急激な為替変動に伴い価格と型番が変更されたようです。