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『デジカメ&ビデオカメラで動画を上手く撮る本』を読みました

せっかくCanon 70Dを購入したからにはビデオ撮影もチャレンジしたいと思い、森脇孝さんの著『デジカメ&ビデオカメラで動画を上手く撮る本』を読みました。

子供の運動会や結婚式など記録しておきたい大切なイベントなのに、カメラをブンブン振ってしまって、後で映像を確認してみると船酔いしそうな映像になってしまったぁー!なんて経験をしたことがある人におすすめのテキストです。

読みやすいうえに、簡単に基本的なテクニックを覚えることができるので、この書籍を読んだ人は物足りないように感じるかもしれません。しかしビデオの撮影はスポーツみたいに体で覚えていく必要があるので、実際に練習してみるとボリュームのある内容になっていると思います。

デジカメ&ビデオカメラで動画を上手く撮る本




チャプター1
ファイル形式、画角、カメラの種類、自分だけでは撮影できない動画、動画制作の流れが簡素に書かれています。ここはサラッと読み進めて問題ないと思います。それよりも次のチャプターから書かれているテクニックを実践していく方が重要だと思います。

チャプター2、3
書いてある内容はビデオを撮影の基本中の基本しか書いてありません。フィックス、パン、ズームイン、ズームアウト、ドリー、ヒキ、ヨリ、ナメなどの撮影テクニックから構図や光などについても解説されています。またチャプター3の最後には三脚の選び方が丁寧に説明されていたので、これから三脚の購入を考えていた私にはとても参考になりました。

ここに書かれていることは簡単に理解できるのですが、実際にカメラをもって撮影してみるとフィックスですら練習しないときれいに撮るのは難しいですね・・・パンやズームインなどはさらに難しいと感じました。どうやら何度も撮影して体で覚えるしかないようです。

チャプター4
シーン別に撮影のコツを紹介しています。前のチャプターで学習したヒキ画、全体、ヨリなどのショットを適切に組み合わせることで、伝えたいことを正確に表現する方法を学びます。観光名所、海、山、人物、インタビューなどを例にどのように構成したらいいのか解説してあります。運動会、発表会、ウェディングなどのコツも書いてあるので役に立ちそうです。




このチャプターも頭では理解できるのですが、いざ撮影してみるとなかなか難しい。動く被写体や周囲の変化に気をとられるし、あれもこれも撮影したいと欲をかいてしまうので、カメラをふりまわしてしまいます。そんな時はこの章に書かれていることを思い出し、ひとつひとつのショットを分けて撮影するように心がけています。

チャプター5
Windows用のMovie Makerを使って動画編集をしていきます。Windows8を使用している人はマイクロソフトのサイトからソフトをダウンロード(無料)してから使用します。書籍でソフトの使用方法を理解するのは読みなれてないと難しく感じるかもしれません。しかし難しいソフトではないので実際に自分で使用していくうちに慣れてくると思います。WEBサイトからサンプルデータがダウンロードできるので編集の練習に使用したり、参考にするといいでしょう。

お金に余裕のある人は有料の動画編集ソフトを使用する方がいいでしょう。使いやすいですし、たくさんの機能があるので満足できると思います。さまざまなソフトがあるので迷ってしまいますが、この書籍で紹介しているAdobe Premiere Elementsで問題ないと思います。ちなみに2014年10月3日に最新のバージョンの13が発売されたばかりです。

Adobe Premiere Elements 13 Windows/Macintosh版

チャプター6
作成した動画をDVDにする方法とYouTubeにアップする方法が簡単に書かれています。もっとこだわりたい人は他の書籍やインターネットで深く追求してみるといいと思います。

チャプター7
動画の活用方法と便利な素材サイトの紹介が書かれています。このチャプターはおまけみたいな感じですけど、QRコードの作成方法や無料素材のサイト情報はすぐにでも役に立ちそうです。