次から次へと出版されては絶版となる写真の入門書 – これからカメラをはじめる人が最初に学ぶこと

書店に行くとカメラの入門書がたくさん並んでいて、どれを購入したらよいのか悩んでしまうと思います。そこでカメラをはじめる人が最初に学ぶべき内容について考えてみました。

初心者向けの入門書の傾向

日本で出版される趣味の入門書は次から次へと出版されては、すぐに絶版となってしまう傾向があると思います。なのでカメラの入門書はアメリカのように定番と呼べるような入門書が見当たらない状態です。しかし絶版になってもう入手できない状況になっても、他の出版社から同じような入門書が次から次へと出版されるので問題はありません。

むしろ新しく出版されることで入門書はどんどん良くなっている気がします。最近では書籍にDVDが付属している入門書も出版されているので、より理解しやすくなっていると思います。


世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(改訂版)

カメラをはじめる人が最初に学ぶこと

カメラの入門書がたくさん出版されていることはいいことなのですが、しかし初心者にとっては選択肢が多いのでどの書籍を買ったらいいのか悩んでしまうと思います。そこで入門書の選び方として重要なポイントを考えてみました。

カメラの入門者がまず理解しなければならないことは「露出」、「シャッター速度」、「ISO」の3機能です。なのでこの3機能の解説が自分にとって分かりやすいものを選ぶことが重要です。この3つの機能を頭で理解できたら入門書としての役割を果たしたと言っていいと思います。

せっかく入門書を購入したのにいまいち理解できなかった場合は解説が悪かったのかもしれません。その場合は「露出」、「シャッター速度」、「ISO」の説明している箇所だけでもいいので、他の入門書を何冊か読んでみると理解できると思います。

『頭で理解すること』と『感覚的に使いこなせること』は別

この3つの機能は相互関係があるので、実際に一眼レフを操作して感覚的に使いこなせるようにするためには時間がかかります。最初は1つづつ機能を試して理解するといいでしょう。この学習過程では適正露出で撮影するだけでなく、わざと失敗した写真を撮影するも大切です。例えば適正露出で撮影された写真と、暗くなってしまった写真の設定を見比べることで機能の理解が深まると思います。

感覚的に使いこなせるようになるまでには時間がかかるかもしれません。しかし、この3つの機能の相互関係が感覚的にわかるようになれば、一眼レフで幅広い撮影ができるようになります。その時はオートモードの撮影では満足できなくなっていることは間違いなしです。とにかくあせってはいけません。じっくり取り組んでいるうちに感覚的に使いこなせるようになります。

入門書を選ぶ時の注意点

注意点としては入門書の中には「露出」、「シャッター速度」、「ISO」をちゃんと解説していない書籍もあります。このような書籍はオートモードで簡単に撮れるテクニックを解説した書籍です。一眼レフを趣味ではじめる人に向けた書籍ではなく、写真を趣味としてはじめるつもりはないけれど一眼レフを持っている人に向けて書かれた本です。

一冊ですべてを学べるわけではない

一眼レフは幅広い撮影ができますが、使いこなそうとすると奥が深い趣味です。なので入門書1冊を読んだだけでカメラをマスターできるわけではありません。レンズ、ポートレイト、ライティングなど必要に応じてテキストを購入して学習することが大切です。

もちろん他の書籍でも『頭で理解すること』と『感覚的に使いこなせること』は別です。頭で理解した後は何度も失敗しながら感覚的に使いこなせるまでチャレンジするしかありません。だからと言って新しいテクニックをマスターすることに頭を悩ませすぎないように・・・なぜなら趣味は楽しむことが1番重要ですから(笑)。

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デザイン入門書の定番『ノンデザイナーズ・デザインブック』の第4版がついに出版

デザイナーでない人のために書かれたデザインの入門書『ノンデザイナーズ・デザインブック』の第4版がついに発売されました。

デザイン入門書の定番

ロビン・ウィリアムズさんの著書『ノンデザイナーズ・デザインブック』は長年出版され続けているデザイン入門書の定番です。全くデザインになじみがないビジネスマンでもすぐに理解し、実践できるように書かれています。またこれから本格的にデザインを勉強したいと考えている人もこの入門書からスタートすると理解しやすいと思います。

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

ビジネスマンにおすすめ

プレゼン資料を作ったものの「読みずらい資料になってしまった」、「意図したことが伝わらない」などの悩みがあるビジネスマンにおすすめです。デザインとは「装飾したり」、「好みでイラストを使うこと」ではありません。伝えたいことの優先順位を決め、その優先順位に沿って視覚的コントロールをすることが重要です。

このように言葉で説明すると難しそうに聞こえますが、ノンデザイナーズ・デザインブックは成功例と失敗例を載せているので視覚的にすぐに理解できます。またデザイン手法について論理的に解説されているので、デザインとは個人のセンスに任せたものではないことが分かると思います。クリエイティブの分野もスポーツや他の趣味同様に、やればやっただけ上手くなるので「自分にできるのかなぁー?」などと不安に思う必要はありません。

写真を趣味にしている人にもおすすめ

現在のデザインは素材として写真を使うことが多いので、写真を趣味にしている人は自分で撮った写真を元に名刺、チラシ、ポスターなどを作ってみてはどうでしょうか?すでにフォトショップもしくはAdobe Creative Cloudを使っていると思うので、デザイン手法をちょっと勉強するだけで趣味の写真ライフがさらに豊かになると思います。

最新のWeb技術がわかる書籍『今すぐ使えるかんたんmini 図解 HTML5&CSS3[最新版]』

進化の激しいWeb技術の現状とこれからの動向がわかる書籍『今すぐ使えるかんたんmini 図解 HTML5&CSS3[最新版]』を読みました。解説が簡素に書かれている上に、図解も付いているので理解しやすい書籍です。


今すぐ使えるかんたんmini 図解 HTML5&CSS3[最新版]

対象となる読者

HTMLやCSSの基礎知識はあるけど、HTML5やCSS3などの最新技術についてあまり詳しくない人が読むとちょうど良い書籍です。特にWebディレクター、一般企業のWeb担当、Web制作を依頼する人などをメインの読者としていますので、技術的な専門知識があまり無くても最新の知識とこれからの動向が理解できるように書かれています。

本の構成

本の構成は5つに分かれており「HTML5」「CSS3」「JavaScript」「マルチメディア」「HTML5のこれから」の順に解説を読んでいくと、問題なく理解できると思います。一見難しそうに思えた技術もひとつひとつ確認していくとなんとか使いこなせそうです。むしろHTML5やCSS3は制作しやすい方向へ進化していることが理解できました。

目次

  • 第1章 なぜ「HTML5」が必要なのか
  • 第2章 CSS3で変わるデザイン
  • 第3章 HTML5とプログラミング
  • 第4章 グラフィックとマルチメディアの進化
  • 第5章 HTML5のこれから

感想

私の場合は趣味でWebを触っているレベルなので、HTML5やCSS3のような新しいWeb技術の変化はメリットと言うよりも、複雑になってしまった印象がありました。正直なところ「そろそろギブアップしようかな?」と思ってしまったことが何度かあります(笑)。しかし『今すぐ使えるかんたんmini 図解 HTML5&CSS3[最新版]』を読んで、新しい技術のメリットと魅力を理解したことにより、改めてWebの勉強を続けてみようと思いました。技術書と言うより概論に近い書籍かもしれません。しかしHTML5やCSS3の使い方なども多少記述されいるので、Webデザインの学習を再スタートする前に読でおいてよかったと思っています。

WEB制作工程を理解できる書籍『プロとして恥ずかしくない 新・WEBデザインの大原則』

これからWEBデザイナーを目指したい人や趣味でWEB制作にチャレンジしてみたい人におススメの書籍が『プロとして恥ずかしくない 新・WEBデザインの大原則』です。WEB制作工程から基本的な知識や新しい技術などを知ることができます。また趣味でWEB制作をしていたけど、ここ数年の技術についてチェックしていなかった人などが読んでも勉強になる書籍だと思います。

WEB制作に関する概論的書籍

WEB制作に関する知識をまとめた書籍が『プロとして恥ずかしくない 新・WEBデザインの大原則』です。レイアウト、色彩論、サイト設計、ワイヤーフレーム、モックアップ、HTML5、CSS3、JavaScript、jQuery、アクセス解析、SEO、ユーザービリティなどの幅広い分野についてまとめられています。よくまとめられているのですが、概論的な書籍なのでこの本を読んだからといってWEB制作に関するスキルがすぐにつくわけではありません。しかし、新しい技術が次から次へと入ってくるWEB制作現場を理解するのには良い書籍だと思います。

プロとして恥ずかしくない 新・WEBデザインの大原則

WEB制作工程を理解できるチャプター構成

WEB独自のレイアウトや配色方法について書かれたチャプターからはじまり、その後はサイト制作工程に沿ったチャプターで構成されています。趣味でWEB制作をしている人でもプロの制作工程を知り、応用することで、自分の制作工程を効率的にすることができると思います。

  1. レイアウト
  2. 配色
  3. サイト設計&プロトタイピング
  4. デザイン&パーツ制作
  5. HTML+CSSコーディング
  6. リッチコンテンツ&Webアプリケーション
  7. 運用・分析、集客、リニューアル
    1. わからない箇所は軽く読んでおけばOK

      読んで理解できなかった箇所はポスト・イットでも貼って、あとで専門書やWEBで学習すればいいと思います。なので自分の知識が弱い分野を探し出し、これからの学習計画につなげるといいでしょう。

クライアントのダメ出しからデザインを考える書籍『○×でわかる! デザインが良くなる5つのポイント』

Before After形式でグラフィック・デザインを解説する書籍はたくさんありますが、書籍『○×でわかる! デザインが良くなる5つのポイント』はクライアントのダメ出しからデザインを考えるユニークな形式でグラフィック・デザインを学習できます。

クライアントのダメ出しから考える

書籍『○×でわかる! デザインが良くなる5つのポイント』のユニークな点はクライアントのダメ出しから改良ポイントを考える形式を採用していることです。クライアントはデザインの専門家ではないケースが多いですから、デザイナーに何をどのように変更して欲しいのか伝えることが難しいと思います。「欲しいデザインはなんとなく違うんだよなー」と漠然と考えているクライアントの要望をくみ取る練習に最適だと思います。

○×でわかる! デザインが良くなる5つのポイント

パッと見ただけでわかる「お直しポイント」

Before After形式なのでデザインの「改良ポイント」がパッと見ただけでわかります。また技術的な「お直しポイント」を3点に絞って解説しているので、時間をかけずにグラフィック・デザインの考え方を学習できます。50点のケースが掲載されているので参考資料としても使えると思います。

キーワードによるレイアウトのアイディア

チャプター2は「タイトルを目立たせたい」、「見やすく整理したい」といったキーワードを元にしたレイアウトのアイディアが30点掲載されています。すぐに使えるアイディアが掲載されているので便利です。

ビジネスマンにも読んでもらいたい書籍

専門的な用語などは使われていないし、パッと見ただけで理解できる書籍になっているので、グラフィック・デザインの入門書としてよくできています。なのでデザイナーだけでなく、プレゼンテーション用の資料作成をするビジネスマンやデザインを発注するビジネスマンにもぜひ読んでもらいたい書籍になっていると思います。

こんな本がほしかった!『いきなりはじめるPHP』でプログラムにチャレンジ

プログラミングどころかWeb制作について全く知らなくてもPHPの学習ができてしまうテキストが谷藤賢一さんの著書『いきなりはじめるPHP』です。初心者にとって敷居の高かったプログラミングの学習方法を根底から変えたテキストだと思います。

超入門書

このテキストは「入門書を読む前に読む超入門書」として作られています。なので初めてプログラミングを学習する人が挫折しやすいポイントを丁寧に解説しています。またアンケートシステムを作りながらプログラミングの機能を学習できるので理解しやすく、楽しく学習ができます。


いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~

心の準備

チャプター1ではプログラミングをはじめるにあたっての『心の準備』について解説が掲載されています。初めてプログラミングに挑戦する人はバカバカしいことだと思わずにちゃんと読むことをおススメします。特にここで紹介されている『挫折の落とし穴』は重要なアドバイスです。何らかのプログラムを勉強しようとして挫折した経験がある人は納得できると思います(笑)。

パソコンの設定

PHPでプログラミングをするために必要なパソコンの設定を丁寧に解説しています。パソコンがあまり得意でない人でも落ち着いて作業すればXAMPとTeraPadの設定ができると思います。パソコンの設定をここまで丁寧に解説しているプログラミングのテキストって他にない気がします。

デバッグのコラムが重要

プログラミングをはじめる前にデバッグのコラムを読んで付箋を貼っておくといいでしょう。プログラミングをはじめるとエラーとの戦いになります(笑)。なかなかエラーがなくならないからと言って「自分には理解不能なんだ!」なんて思う必要はありません。エラーの原因はコラムに書いてあるような単純ミスです。そのような時は冷静になってもう一度デバッグのコラムを読むといいでしょう。

それでもエラーがなくならない場合

プログラムが長くなってくるとどこに単純ミスがあるのか見つけられなくなる時があります。そのような時はこのテキストについてくるサンプルデータから間違っていると思われる一行コピーし、自分の書いたプログラムの下にペーストしてみましょう。このようにして見比べると見つけやすいと思います。それでもエラーを見つけられない時は追加したプログラムを削除して、再度書きなおした方が早いかもしれません。

アンケートシステムのプログラミング

HTML、PHP、MySQLの基礎をアンケートシステムを作りながら学びます。一行づつプログラムを入力しながら機能を理解できるので、まるで工作をしているような気分で学習できます。はじめてプログラミングにチャレンジする人にとって難しいところはif文とwhile文を理解することくらいでしょうか?丁寧に解説されているので落ち着いて考えれば問題なく理解できると思います。あとはあきらめずにデバッグをしていけばアンケートシステムを完成させることができると思います。

この書籍のすばらしいところは初心者がつまずくところを徹底的に解説していることです。プログラムの心構えから、パソコンの設定、エラーのデバッグなどにファーカスした入門書はなかなか無いので他のプログラムを勉強する場合にも役にたつと思われます。またプログラムを作りながらPHPとMySQLの概要を学ぶことができるので初心者にとっては理解しやすい学習方法だと思います。この書籍を読んだあとに他の入門書を読めば挫折することなくプログラミングの学習を続けられるのではないでしょうか?

続編『気づけばプロ並みPHP』

さらにPHPとMySQLを学習したい人のために続編『気づけばプロ並みPHP』が出版されています。この書籍ではショッピングカートを作りにチャレンジします。どのようなプログラムが作れるようになるのか楽しみですね。


気づけばプロ並みPHP~ショッピングカート作りにチャレンジ!

書籍『Maya実践ハードサーフェスモデリング:プロップと背景から学ぶワークフロー』を読む

北田栄二さんの著書、『Maya実践ハードサーフェスモデリング:プロップと背景から学ぶワークフロー』を読みました。情報が整理され、丁寧に解説されているので理解しやすかったです。また情報量が多いので満足できる内容でした。私のように個人の趣味としてCG制作をしている人にとっては、プロの制作現場の情報を知る機会はなかなかないので貴重な書籍だと思いました。

Maya実践ハードサーフェスモデリング:プロップと背景から学ぶワークフロー (CG Pro Insights)

対象となる読者層

著者の北田栄二さんは中、上級者を対象にしていると本書の「はじめに」に書いていますが、基礎知識にも力を入れて解説してあるので初級者でも十分に読む価値がある書籍だと思いました。

「モデリング、UV、テクスチャの制作」がとりあえずできるレベルの人ならば、全てを理解できなくても役に立つ情報がたくさんあると思います。専門知識が必要となるので難しく感じるかもしれませんが、モデリング作業の流れを理解し、わからないことは後で調べたり読み直すことで少しずつ理解できると思います。また特に重要なポイントは赤線のアンダーラインが引いてあるのでわかりやすいです。それ以上のレベルの読者ならば問題なく理解できる内容だと思われます。

ワークフローに特化した内容

ロボットと背景用SF都市を例にハードサーフェスモデリングのワークフローを解説しています。コンセプトアートを読み解くことから、モデリング、UV、データ整理、テクスチャ、レンダリングについて順に書かれています。ワークフローを読み解くことで、プロの手順と考え方を学べます。

重要な情報がたくさん掲載されています

モデリング、UV、テクスチャ、シェーダなどの基本的な情報も掲載されていますが、CG制作を学習していく過程で悩むような問題点も数多く掲載されています。特に「効率化」と「テータの正確さ」に関わる事項は重要なので少しずつ自分のワークフローに取り入れるといいでしょう。正直、「数年前にこの本が出版されていたら、こんなに悩まなくてよかったのに・・・(笑)」とこの本を読みながら何度も思ってしまいました(笑)。

デザインの勉強にもなる

コンセプトアートからイメージを具現化する方法、モデルのシルエットを確認しながらデザインを修正する方法、キャッチシャドウとリフレクションハイライトを使ったデザイン手法など、デザインのクオリティーを上げる内容もたくさん解説されています。Webサイトからデータのダウンロードもできますので、じっくりデータを見ながら学習できるので大変有難いです。

UDIM

MARIで使用されているUV座標のオフセットシステムUDIMの解説がされています。最初は「新しいシステムを覚えるのは面倒くさいし、コストがかかるのでイヤだなぁー」と思ってしまいましたが、ワークフローを通して解説を読んでいくと便利そうなシステムです。コストの問題がクリアできるならば積極的に導入したいと思いました。私の場合は趣味でCG制作をしているのでコストの問題がなかなか解決できませんが・・・(笑)

リニアワークフローとフィジカルベース

リニアワークフローとフィジカルベースについて丁寧に解説されています。個人の感覚に頼ってテクスチャを描くのではなく、実写とCGの基準を統一して制作するので合理的に合成することができるとのことです。私の場合は実写との合成をすることはあまりないと思うのですが、テクスチャを制作する時に何らかの基準が必要だと感じていたのでリニアワークフローを積極的に取り入れてたいと思いました。共通した品質でテクスチャを制作することで、さまざまなモデルを効率的に使いまわしたいと考えています。

マネジメントについて

ワークフローについての書籍なので、組織のマネジメントについての解説がコラムに書いてあります。「プロップ編 まとめ」のコラムでは今回の制作に要した時間を分析し、マネジメントの重要性を説いています。また「効率とクオリティへのこだわり」のコラムでは効率化の目的によって管理するべきことが違うこと、「どこでやめるのか?」を意識すること(プロジェクトにあった成果物をマネジメントすること)の重要性を説いています。巻末の「背景編 まとめ」のコラムではかなり厳しい現状について書かれています。このことは決してCG業界だけの傾向では無いので気を落とさずに頑張っていきましょう。ポジティブに考えるならば新しいテクノロジーによる効率化は個人での作業においても大きく貢献してくれるということです。そのように考えるとCGの世界に新しい希望が出てくるのではないでしょうか?

書籍『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 シャッター速度』を読む

ブライアン・ピーターソンさんによる書籍『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 シャッター速度』を読みました。この本ではシャッター速度を使いこなすことで多様な表現ができることを学べます。

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 シャッター速度

対象となる読者

この書籍は写真初心者が対象です。簡単なカメラの基礎知識が学べる本を読んだ後にこの書籍『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 シャッター速度』を読まれるといいのではないでしょうか?ちょっと難しく感じるかもしれませんが、一度に理解する必要はありません。写真の学習は頭だけでなく、手も一緒に動かしながら学ぶことが重要です。この本を読みながらいろいろカメラをいじってみるといいでしょう。

掲載されている写真が綺麗

掲載されている写真がすべて綺麗なので見ているだけでも楽しめます。特にこの書籍はシャッター速度をテーマにしているので、ダイナミックな写真が多く、読者の創作活動に刺激を与えてくれると思います。また写真のサイズが大きく掲載されているので細部まで確認できます。初心者の人は「この写真と同じレベルの写真が撮れない」と悩む必要はありません。なぜならアメリカの入門書はまるで作品集のような写真を掲載する傾向があります。その反対に日本の入門書は「初心者にプレッシャーをかけないようになのか?」日常的な写真をあえて選んでいるような気がします。なので掲載されている写真はあくまで機能を理解するための補助として使えばいいでと思います。

必要な備品

この書籍に書かれているテクニックに必要なカメラの備品は三脚、PL(偏光)フィルター、4段ND(減光)フィルター、ハーフNDフィルターなどです。また一部でフラッシュも使用しています。全ての備品を一度に買いそろえる必要はありません。三脚から買い揃えていくといいでしょう。

目次

下記に書籍『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 シャッター速度』の目次を記載しておきました。

第1章 シャッター速度にまつわる通説と真実

  • 6つの「適正な露出」から最適なものを選ぶ
  • シャッター速度は、早いか遅いかの二者択一
  • ISO感度の役割

第2章 高速シャッターと中速シャッター

  • 一瞬の動きを止める
  • 1/250秒で撮る
  • 1/500秒で撮る
  • 1/1000秒で撮る
  • あえてシャッター速度を遅くする
  • 雨を降らせるシャッター速度は1/60秒に
  • 逆光でのポートレート撮影

第3章 スローシャッター

  • 1/30、1/15、1/8、1/4秒で撮る-流し撮り
  • ブレで「静」と「動」を表現する-三脚を使おう
  • 絵画のような作品を撮る
  • ズーミング
  • 動くものからの視点で撮る
  • 黄昏どきや暗い場所でのシャッター速度
  • 天使と幽霊を撮ろう

第4章 露出のポイント

  • ホワイトバランス
  • 長時間露光と後幕シンクロ
  • PL(偏光)フィルター
  • 4段ND(減光)フィルター
  • ハーフNDフィルター
  • RAWで撮る:あえて露出アンダーに

第5章 構図とシャッター速度

  • 構図の基本
  • 画面いっぱいに撮る
  • あえて動けるスペースを残す
  • 3分割法
  • 斜めの直線を活かす
  • 1つのテーマを追いかける

アメリカの書店では定番の書籍『デジタルフォト達人への道』

アメリカの書店に行くと必ず見つけることができるカメラの書籍が『The Digital Photography Book』です。アメリカでは大手のバーンズ・アンド・ノーブルしか書店は残っていない状態ですけど、ターゲットやコストコのようなディスカウントストアの書籍コーナーでもよく見かけます。今回はまだ読んでいない第4巻と第5巻を英語版で購入しました。

この『The Digital Photography Book』は以前から私のブログでよく取り上げているスコット・ケルビーさんの書籍『デジタルフォト達人への道』の原本です。アメリカでは定番なのに日本では絶版という残念な状態になっています。トッピックごとに1枚の写真と簡素な文章で説明されているので、カメラ入門者でもわかりやすいです。また多くのトピックから、いかに写真の世界が奥深く、多彩な表現が可能であるかを痛感させられます。入門者から次のステップへレベルアップしたい人にはおススメの書籍です。

英語版 5巻セット『Scott Kelby’s Digital Photography Boxed Set, Parts 1, 2, 3, 4, and 5』

英語版は5巻セットでの販売がされています。英語版は日本語版のサイズよりもだいぶ小さく、紙質もよくないです。しかし、私としては小さくて軽いので英語版の品質で十分だと感じています。

Scott Kelby’s Digital Photography Boxed Set, Parts 1, 2, 3, 4, and 5

日本語版 『デジタルフォト達人への道 第1巻から第4巻』

残念ながら日本語版『デジタルフォト達人への道』は第1巻から第4巻までしか発売されてません。しかも絶版になっているようで、Amazon.co.jpでは中古のみの販売になっています。この書籍は定価2200円なのですが、中古価格なので多少値段が上がっています。まれに1万円以上の価格で販売されていることもあるので、購入するさいはよく確認してください。


デジタルフォト達人への道 1


デジタルフォト達人への道 2


デジタルフォト達人への道 3


デジタルフォト達人への道〈4〉プロにせまる実践テクニックとアドバイス

書籍『プロが教えるライティングとフォトレタッチ・テクニック』を読みました。

アメリカの写真家スコット・ケルビーさんの著書『プロが教えるライティングとフォトレタッチ・テクニック』を読みました。この本は過去に株式会社ピアソン桐原より出版されたものを丸善出版が再出版したものです。これがきっかけでスコット・ケルビーさんの著書である『デジタルフォト達人への道』も再出版されるといいですね。

プロが教えるライティングとフォトレタッチ・テクニック

簡素な文章が特徴

スコット・ケルビーさんの著書は簡素な文章でまとまっているのが特徴です。撮影に関する解説は理解するよりも、実践しやすい内容になっていると思います。なのでスタジオ撮影のコツやライティングのセットアップに関する解説に使用しているページ数は少く、ほとんどのページを画像編集の解説に使っています。

カメラの基本やさまざまな撮影テクニックなどを知る必要がある人はスコット・ケルビーさんの書籍『デジタルフォト達人への道』を読まれるといいでしょう。長年アメリカの書店で売られ続けているシリーズです。

わかりやすいライティングのセットアップ

ライティングのセットアップが俯瞰写真、正面写真、右側写真、左側写真、背面写真で確認できます。解説を読まなくても機材がどのように配置されているのか簡単に理解できるので便利です。機械や建築の図面に慣れている人ならば撮影スタジオにいるような気分で空間的にセッティングを把握できるはずです。

機材の紹介

ライティングのための基本的な機材の紹介が巻末に掲載されています。また各章ごとに使用した機材と設定が書いてあるので、さっと目を通すだけで理解できると思います。

画像編集

練習用の画像をダウンロードすることで各章のチュートリアルと同じように作業ができます。ステップごとに作業手順が解説されているので、Photoshopの基本操作を理解していれば問題なく完成することができると思います。

3D-CGを趣味にしている人も勉強になるかも?

この書籍は写真を趣味にする人だけでなく、3D-CGを趣味にしている人も勉強になると思います。基本的な3灯ライティング以外のライティング方法を探している人は写真撮影のテクニックから学ぶのもいいでしょう。3D-CGは写真のように機材を購入する必要もないし、スタジオをレンタルする必要がないことがいいですよね(笑)。写真の知識がある3D-CGユーザーならばこの書籍に書いてあるセッティングを簡単に自分のモノにできると思います。

目次

  • 第1章 クラシカルなビューティ撮影のための3灯ライティング (クラムシェル・ライティング)
  • 第2章 スタイリッシュな2灯ライティング (ハイコントラストなライティング)
  • 第3章 ドラマティックな2灯ライティング (ドラマティックなライティング)
  • 第4章 レンズフレアを利用した3灯ライティング (レンズフレア・ライティング)
  • 第5章 リングフラッシュを使った1灯ライティング (リングフラッシュを使ったファッション撮影ライティング)
  • 第6章 スポーツ撮影のための3灯ライティング (エッジの効いたライティング)
  • 第7章 全身ショットのための1灯ライティング (全身ファッション撮影のためのライティング)
  • 第8章 ホームインテリア風の1灯ライティング (ソフトでグラマラスなライティング)
  • 第9章 ロケーション撮影のファッションフォト用2灯ライティング (サイドからのファッション撮影ライティング)
  • 第10章 合成用スポーツ撮影のための4灯ライティング (合成のためのライティング)
  • 第11章 ドラマティックな1灯ライティング (陰影のあるサイドライティング)
  • 第12章 ビューティ撮影のための2灯ライティング (1940年代のハリウッド風ライティング)
  • 第13章 外部ストロボを使うなら・・・